20 手水舎 

参拝の前に手水舎で身を清めます。柄杓で水を掬い、左右の手に順にかけ、次に柄杓から手に移した水で口を漱ぎます。「盥漱(カンソウ)」と刻まれた手水石には「明治十二年(1879)一月 魚屋中」とあります。現在の中部西小学校近くに魚町と呼ばれる町がかつてありましたし、また北条町には
そのむかし魚市場がありましたので、いずれかの町の人々、または魚屋の組合によって寄進されたものと思われます。
裏面には世話人の方たちの名前が刻まれています。「盥漱」とはたらい(盥)と、うがい水(漱)の意味から、手を洗い口をすすいで身を清めることをいいます。